標準治療の概観
現時点では、CCAの神経変性そのものを止める治療法は確立されていません。運動失調に対する薬物療法(タルチレリンなど)や、症状ごとの対症療法、リハビリテーションが中心になります。標準治療の詳しい内容は脊髄小脳変性症の治療法・最新治療でご紹介しています。
「進行は緩やかだから」と様子を見ている方へ
CCAは診察の場で「進行はゆっくりです」と説明されることが多い型です。それで安心して、何年も特に何もせずに過ごしているというご家族の声を、当院ではよくお聞きします。
体を動かさないことによる機能低下(廃用症候群)は、病気そのものの進行とは別に、活動量が減ることによって独立して上乗せされていきます。つまり「進行が緩やか」であることと、「今、何もしなくていい」ことは、まったく別の話です。「進行が緩やかだから、今は何もしなくていい」のではなく、「進行が緩やかだからこそ、今動いておく時間が長く残されている」というのが、実際のところだと私たちは考えています。
お薬が合わない・効果を感じにくい方へ
運動失調に対する薬物療法は、体質に合わなかったり、効果を感じにくかったりする方もいらっしゃいます。そのような場合にも、リハビリテーションなど、お薬以外にできることは残されています。変化が起こりうるのかどうかを知りたい方は、脊髄小脳変性症は治る確率がある?もあわせてご覧ください。
〈院長資料待ち:CCAで「進行は緩やかだから」と様子を見ていたご家族が来院して変化があった実例、および薬が合わず治療を探して来院した実例(匿名化)〉